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成功する研究発表資料の作り方【作成編③】

「資料作成スピードを10倍にする!プロのパワーポイント資料作成マニュアル」第74回目は、成功する研究発表資料の作り方【作成編③】のご紹介です。



成功する研究発表資料の作り方シリーズでは、聴衆者に対し、研究の価値を伝えられる研究発表資料とはどのようなものか?を考察し、実際に作るにあたって押さえておくべきポイントを解説します。


  • このシリーズ記事を読んでほしい方は下記のような皆様です。


  • 学会発表を申し込んだけど、まだ資料を作っていない・・・


  • 学会発表で興味を持ってもらえず質問ももらえないことが多い・・・


  • 研究者や企業の人に自分の研究の価値が伝わりにくい・・・


  • そもそもプレゼンテーションが苦手・・・


  • 研究内容についてプレゼンする機会があるが、聴衆は分野外の人や非研究者が多い・・・


  • 学会発表資料を学生向けの講義資料に活用しているが、理解度が低い・・・



1つでも当てはまった方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。



前回の成功する研究発表資料の作り方【作成編②】まででは、下の図のようなフローでPowerPointを作成する作業を行いました。








本記事では、テキストを図解やグラフに変換した後、さらに資料をわかりやすくするためのデザイン調整についてご紹介します。




聴衆者にとってより理解しやすい研究発表となるための最後の仕上げ工程です。






1.文字や図形のレイアウト・大きさを統一し、差分を明らかに



聴衆者は、あなたが思っているより理解のスピードが遅く、はっきり差分を見出すのに時間がかかります。



研究テーマが異なり、当たり前の前提知識すら異なっている、発表が長く集中力を欠いている、スマートフォンに重要そうなメールが入っている、よく見る発表形式なのでわかった気になっているなど理由は様々です。




・文字や図形の位置・大きさをスライド間でそろえる


・重要度が同程度の文字や図形の配色をスライド間でそろえる


・重要度が高い文字や図形は目立たせる




のような工夫を行うことで、前スライドと今のスライドとの差分を明らかにし、何に注目すべきなのが一目瞭然となるようにしましょう。



例えば、下のようなスライドが2枚連続すると、


「差分は何?」


「結果はどう異なるの?」


ということがわかりにくいです。







グラフのように結果の肝となる部分を示す際には特に工夫が必要です。



下のように、四角形のレイアウトや大きさを揃えたうえで、連続したスライド間での差分を

差分を明確に示しましょう。







こうすることで、結果がどのように違ったのか、手法はどのように変更したのか、などの差分が一目瞭然になりますね。





文字や図形のレイアウトや大きさに気を遣うことでパワーポイントを見やすくするテクニックについては、こちらの記事もご参照ください。




美しいパワーポイントを作成するコツ①

→「カラーパレットの活用」「既定のオブジェクト設定」「ガイドの設定」について紹介




美しいパワーポイントを作成するコツ②

→「図形の整列」「サイズ調整」「図形の複製」について紹介






2.強調色を3つに絞る



研究発表において、強調すべき点は



「有意差が認められる」      「有意差が認められない」



「手法のメリット」        「手法のデメリット」



「新しく提案される手法」     「問題がある手法」




といったように、ポジティブ・ネガティブの対になる内容であることが多いと思います。



そこで、強調カラーは青などのポジティブカラーと赤などのネガティブカラーに分けておきます。


赤色は危険を想起させる色であることから、日本以外の地域でもネガティブカラーとされることが多いです。



ポジティブとネガティブのどちらにも当てはめにくい強調箇所はオレンジやピンクなど、別の色を用いましょう。






3.グラフ内の不足情報をなくす


グラフはあなたの研究結果を端的に表す肝となる部分です。手を抜かずに作成しましょう。



例えば下のようなグラフだと、あなたの滑舌が悪くて聞き逃してしまった聴衆や、直前まで配布資料の実験手法をよく見ていた聴衆にとっては何を表すグラフなのかわからないですよね。








このように、聴衆に「何を表しているのか?」について疑問を生じさせないよう、不足情報が内容にしておきましょう。








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